陰陽勾玉は万物のバランスと調和を象徴し、心身の安定をもたらし生命力を高めるとされ、邪気や災いを払い身を守ると信じられています。そのため運気を上昇させ、幸運を招くともいわれています。その美しい形状と深い意味合いから、お守りとして身につけるだけでなく、インテリアやアクセサリーとして楽しむこともできます。

陰陽思想とは、万物には互いに対立する二つの側面(陰と陽)が存在し、それらが相互に影響し合いながらバランスを保っているという思想です。陰は女性的、受動的、暗いなどの性質を、陽は男性的、能動的、明るいなどの性質を象徴します。

勾玉は、縄文時代から古墳時代にかけて日本で用いられた、獣の牙や勾状に曲がった玉石で作られた装身具です。魔除けや呪力を持つと信じられ、祭祀や装飾に用いられました。

陰陽勾玉は、通常、黒い勾玉(陰)と白い勾玉(陽)の二つで一対をなします。二つの勾玉は互いに向き合い、円環を形成することで、陰陽のバランスと調和を表します。身につけることで、陰陽のエネルギーを取り込み、心身の安定や調和をもたらすとされています。
